杢工舎の技術/伝統工法

家の美しさや暮らしやすさは、もちろん大切です。
しかし、本当に「いい家」の価値は、完成後には見えなくなってしまう「骨格」にこそ宿ると、私たちは信じています。
その骨格こそが、地震や台風といった自然の猛威、そして百年の時の流れから、お客様の大切なご家族を守り抜く、揺るぎない安心の源だからです。

 

このページでは、杢工舎の家づくりを支える、まさに「家の命」とも言える構造技術の数々を、一つひとつ詳しくご紹介します。

 

なぜ、機械任せのプレカットではなく、職人の「手刻み」にこだわるのか。
なぜ、一般的な住宅では見ることのない、最長60cmにも及ぶ「重ホゾ」や、木の魂を結ぶ「金輪継」といった伝統工法を守り続けるのか。


一見、専門的で難しく感じるかもしれません。
しかし、ここにこそ、お客様の大切なご家族と未来を何世代にもわたって守り抜く、私たちの「誠実な約束」が詰まっています。どうぞ、その強さの秘密を、じっくりとご覧ください。

このカテゴリで紹介する主な技術

【木造軸組工法】

日本の風土が育んだ、木の命を活かす住まいの骨格。

「木造軸組工法」とは、日本の伝統的な家づくりに用いられる建築方法で、柱や梁を組み合わせて建物の骨格を形成します。
まるで大木が大地に根を張るように、一本一本の木材が互いに支え合い、しなやかに力を受け止めることで、地震や風といった自然の脅威から家を守ります。
杢工舎では、この「木造軸組工法」を「手刻み」の技術と組み合わせることで、機械では決して成し得ない、木材本来の生命力を最大限に引き出した「高耐震性」と耐久性を持つ住まいを実現しています。
それは単なる構造ではなく、木の温もりと香りが五感を満たし、家族の歴史を刻むための、呼吸する空間となるでしょう。

【墨付け、手刻み】

職人の魂が宿る、唯一無二の強度と美しさ

現代の家づくりでは、工場で機械的にカットされたプレカット材が主流ですが、杢工舎では、熟練の大工が一本一本の木の性質(木目や癖)を深く見極め、「墨付け」で印をつけ、ノミやカンナを使い「手刻み」で丁寧に加工します。
この手間と時間のかかる作業こそが、木材本来の強さを引き出し、工場生産では決して真似できない「唯一無二」の強度と美しい仕上がりを生み出す秘訣です。
家を支える大切な構造材に職人の魂を込めることで、住むほどに愛着が深まり、時を経ても色褪せない「手刻み住宅」ならではの価値を実感していただけるでしょう。
これは、単なる技術ではなく、家への「愛情」そのものなのです。

【金輪継(かなわつぎ)】

未来へ受け継ぐ、木の魂を結ぶ伝統の継手

「金輪継」は、桁や梁といった横架材を継ぎ合わせる際に用いられる、日本の伝統工法が誇る緻密な継手技術です。
複雑に加工された木材同士が、まるでパズルのように寸分の狂いもなく組み合わさり、金物を使わずに非常に強固な接合を実現します。
この技術は、木材の伸縮や地震による揺れにも柔軟に対応し、時間が経つほどに互いが締まり合う特性を持っています。
杢工舎では、この匠の技「金輪継」を駆使することで、目には見えない部分にこそ「本物の価値」を宿し、世代を超えて住み継がれる高耐震性の「いい家」づくりを支えています。

【折置組(おりおきぐみ)】

屋根の重みを、柱へまっすぐ伝える堅牢な伝統の骨格

「折置組」は、柱の上に直接小屋梁を乗せ、その上に桁を架ける伝統的な工法です。
この工法は高い技術を要しますが、屋根からの荷重を直接柱に伝えることができるため、非常に高い強度と安定性をもたらします。
木の合理的な配置と、荷重が無理なく伝わる構造は、まさに先人たちの知恵の結晶。
杢工舎の「木造軸組工法」では、この「折置組」を採用することで、住まいの骨格をより一層強固にし、何十年先も安心してお住まいいただける堅牢な家づくりを実現しています。
伝統の技術が、未来の暮らしをしっかりと支えます。

【車知栓(しゃちせん)・込み栓(こみせん)】

100年先も揺るがぬ安心。木が木と結びつく伝統の知恵

現代建築で多用されるボルト締めは、経年で緩む可能性がありますが、「車知栓」や「込み栓」といった木製の栓を使う伝統工法は、木と木の相性を活かし、家が建った後も100年経っても引き締まり続けるという驚くべき特性を持っています。
この技術は、金物に頼ることなく、木材本来の力を最大限に引き出し、ご家族の安全と安心を永く守り続けます。
杢工舎では、見えない部分にこそ匠の技と「高耐震性」へのこだわりを込め、お子さんやお孫さんの代まで安心して住み継がれる「いい家」づくりをお約束します。

【重ホゾ(じゅうほぞ)】

古の社寺が物語る、地震に強い「見えない」匠の技

「重ホゾ」とは、柱と桁を貫通させる長大なホゾ(木材の突起部分)のことで、一般的なホゾが約6cmであるのに対し、杢工舎の現場では最長60cmもの長大な「重ホゾ」を使用することもあります。
この深く、長く差し込まれたホゾは、地震時の揺れの大きさを劇的に抑え、「高耐震性」を飛躍的に高めます。
神社仏閣など、何百年も変わらず建ち続ける日本の歴史的建造物にも採用されてきたこの伝統工法は、まさに木造建築の極意。
目には見えにくい部分ですが、この「重ホゾ」こそが、杢工舎の家が誇る「本物の価値」と、ご家族の未来を守る強さの証です。

【通し貫(とおしぬき)】

横揺れに強い、壁と柱を一体化させる伝統の力

「通し貫」は、柱と柱を水平に貫く部材であり、柱の結束を強固にし、壁の補強材としても機能する伝統工法です。
地震による横揺れに対し、粘り強く抵抗する優れた効果を発揮します。
木の特性を活かし、しなやかに力を分散させることで、建物全体の一体感を高め、住まいの「高耐震性」に大きく貢献します。
杢工舎では、この「通し貫」を緻密に計算し配置することで、目に見えない部分でご家族の安全をしっかりと守り、万が一の災害時にも揺るぎない安心を提供できる「いい家」づくりを追求しています。

【大梁(LDK)】

家族の安全を支える、ダイナミックな木の骨格

杢工舎の家づくりでは、リビング・ダイニング・キッチン(LDK)を支える「大梁」に、長期荷重(建物の重さ)と短期荷重(地震や風)の両方に抵抗できる、特に強靭な木材を選定しています。
梁の高さ(せい)を39cmという大きなものに設計し、さらに一本物の母材を桁行に組むことで、一般的な住宅では得られない頑丈な構造を実現しています。
このダイナミックな「大梁」は、広いLDK空間を可能にするだけでなく、住まい全体の「高耐震性」と耐久性を飛躍的に高め、ご家族が何十年、何百年と安心して暮らせる「いい家」の基盤となります。

【土台】

見えない基盤に宿る、揺るぎない安心と日本の匠の技

家を支える最も重要な部分の一つである「土台」には、荷重による圧縮を防ぐため、柱に合わせて仕口(接合部)を全て「金輪継」で緻密に落とし込んでいます。
使用する桧材は高さ30cmもあり、長い材を「木組み」だけで接合することで、7mもの長さでも最強の土台を作り上げることが可能です。
杢工舎では、目には見えないこの「土台」にこそ、高耐震性と耐久性へのこだわりを凝縮し、古くから伝わる伝統工法の知恵と職人の技術を注ぎ込んでいます。
地盤からしっかりと家を支え、ご家族の安全と安心を未来へと繋ぎます。

【屋根構造】

自然の猛威から守る、強靭で美しい屋根の砦

杢工舎の屋根構造は、単なる雨風をしのぐ場所ではありません。
垂木の剛性やねじれを防ぐために、母屋と垂木を一本一本丁寧に留め付け、さらに十文字に組むことで、屋根全体の強度を飛躍的に向上させています。
母屋を6尺ピッチで入れることで、強風や積雪にもびくともしない、まるで砦のような堅牢さを実現します。
この緻密な構造は、住まい全体の「高耐震性」にも貢献し、日本の厳しい気候から大切なご家族と家を長きにわたり守り抜きます。
機能性と美しさを兼ね備えた、杢工舎が誇る「木造軸組工法」の真髄がここにあります。

ご相談・お見積もりなど、お電話またはメールにてお気軽にお問い合わせください。

杢工舎 合同会社
(Mokukousya Godo Kaisha)

☎︎ 090-9173-3975 (代表 大林)

【受付時間】月〜金曜日 9:00〜17:00

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