意匠と機能の技術

強くて頑丈な骨格は、あくまでも家づくりの「土台」です。
その上で、日々の暮らしがいかに心豊かで、快適なものになるか。それこそが、住まいの「魂」だと私たちは考えます。

 

このページでは、杢工舎が大切にする、日本の家屋が持つ独特の美意識と、暮らしの知恵が息づく「意匠と機能の技術」をご紹介します。

 

光と影が美しい表情を生む「船底天井」や「掛込天井」、空間を自由に仕切り、季節の移ろいを取り込む温もりあふれる「木建具」。
そして、夏の涼と冬の暖を届け、家を永く守り続ける「軒」の佇まいや「陶器瓦」の機能美。

 

これらの一つひとつが、機能性の中に日本の美を宿し、ご家族の日常を、かけがえのない「至福の時」へと変えていくのです。職人の手仕事が紡ぎ出す、心豊かな暮らしの彩りを、どうぞごゆっくりご覧ください。

このカテゴリで紹介する主な技術

【船底天井(ふなぞこてんじょう)】

和の粋が息づく、開放感と奥行きを醸し出す美天井

「船底天井」とは、まるで船の底をひっくり返したような形からその名がついた、中央部分が一番高く、壁に向かって緩やかに傾斜している天井のことです。
この勾配が、実際よりもお部屋全体を広く、そして天井を高く見せる効果を生み出します。
光が天井全体にやわらかく広がり、木の温もりを一層際立たせることで、伝統的で落ち着きのある「和」の空間を美しく演出します。
リビングや和室に取り入れることで、開放感と趣のある特別な空間が生まれる、杢工舎自慢の「見どころ技術」の一つです。

【掛込天井(かけこみてんじょう)】

趣と安らぎの空間。勾配が生み出す、特別な居心地

「掛込天井」とは、茶室や数寄屋造りなどで古くから用いられてきた、趣のある勾配天井の一種です。
天井の一部が斜めに下がることで、空間に変化とリズムが生まれ、部屋に広がりと同時に、包み込まれるような落ち着きと重厚感を演出します。
木材の木目や質感、そして光の当たり方によって様々な表情を見せる「掛込天井」は、見る人の心を和ませ、日々の暮らしに豊かさをもたらします。
杢工舎は、このような伝統的なデザインを現代の暮らしに取り入れ、お客様だけの特別な空間を創り上げます。

【木建具(きだてぐ)】

木の温もりが息づく、空間を彩る自由な建具

「木建具」とは、職人が手作業で造る、木製の扉や障子、襖などの総称です。
杢工舎では、既製品にはない温もりと美しさを持つ「木建具」を大切にしています。
夏は襖を開け放って風通しの良い大広間にしたり、冬は障子を閉めて暖かな個室にしたりと、季節や目的に応じて空間を自由に仕切ることができます。
美しい木目や心地よい木の香りは、五感を満たし、住まう人に深い安らぎを与えてくれます。
暮らしに寄り添い、空間を豊かに彩る「木建具」は、杢工舎の家づくりに欠かせない要素です。

【軒(のき)】

日本の知恵が宿る、家を守り、暮らしを豊かにする「軒」

「軒」とは、屋根の端で、建物の壁よりも外側に出っ張っている部分のことです。
近年、この軒が短い家が増えていますが、杢工舎では日本の気候風土に適した、深く長い「軒」を大切にしています。
夏の高い日差しは遮って室内を涼しく保ち、冬の低い日差しは逆に取り込んで部屋を暖かくしてくれます。
また、雨や雪から外壁を守り、家の寿命を延ばすという重要な役割も担っています。
家の中と外を緩やかにつなぎ、暮らしを快適で豊かにする「軒」は、先人たちが考え抜いた日本の家の知恵なのです。

【陶器瓦(とうきがわら)】

風土に溶け込む、美しさと強さを兼ね備えた屋根の伝統

「陶器瓦」は、粘土を焼き固めて作る、日本の家屋で古くから使われてきた伝統的な屋根材です。
夏の暑さや冬の寒さを和らげる「断熱性」、雨音を静かにする「遮音性」、そして何十年も色褪せない「耐久性」など、非常に多くの優れた点を持っています。
時に「重くて高い」というイメージを持たれがちですが、その重さをしっかりと支えられるのは、職人が「手刻み」で組んだ頑丈な骨格があるからこそであり、それは家の強さの証でもあります。
日本の気候風土に最も適した屋根材の一つであり、時代を超えて愛される美しい「和風住宅」の佇まいを創り出します。

ご相談・お見積もりなど、お電話またはメールにてお気軽にお問い合わせください。

杢工舎 合同会社
(Mokukousya Godo Kaisha)

☎︎ 090-9173-3975 (代表 大林)

【受付時間】月〜金曜日 9:00〜17:00

タイトルとURLをコピーしました